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2009年1月31日

泥染め

泥染めはご存知ですか?

藍染めは聞いたことがあるけど、
泥染めは初めて聞いたという方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

奄美大島で染められた泥染めの
ワイドパンツトートバッグが入荷しました。
実は夏から待ちに待った入荷なので、
心がはしゃいでおります。

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はしゃぎついでに、
泥染めを簡単ですがご説明しますね。

aoの泥染めは、鹿児島県・奄美大島にて
大島紬(つむぎ)の染め技法で染められています。

大島紬は、反物としてとても高価ですが、
作られる工程の見れば納得。
むしろ安い!(買えないけれども)と感じるほどです。

古代からはぐくまれた奄美の自然が作る染料で
約60回も染められてやっと
乙女の黒髪のようなつややかな糸になります。
その糸を使って、1ミリ以下の気の遠くなるような
細かい図柄を織ってゆくのです。

熟練した職人でも1日に6cm程度しか
織り上げられないといいます。
1反は12.34m以上はあるそうなので、
いったい何日分なんでしょう…200日以上?!

そんな大島紬の染めこそ、泥染めです。

バラ科のティチ木(車輪梅)を煮出して、
草木染めをした後、鉄分を含んだ泥グレーと合わせると、
自然の化学反応がおこり染まります。

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ティチ木で数回染めた布はピンク色

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ティチ木を煮出した染め液はきれいな褐色

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自然のままに作られた泥の畑
この畑から泥を運ぶのではありません
人が腿まで浸かって1枚ずつ染めます


何度も染め重ねることで、
独特の茶色やグレー、黒などへ染まってゆきます。
この色合いが使い込むほどいいんです。


つい熱くなってしまいましたが、最後に
泥染め商品の取り扱いについて注意点です。

・その日の天候やティチ木の勢いなどで色が異なります。
職人が最終調整をしながら仕上げますので、
大きな違いはでませんが、ニュアンスの違いはご了承ください。
また、色ムラが多少出る場合があります。

・泥染め商品は、繊維の中に泥が絡み付いている状態です。
そのため、生地が丈夫になるという特長がありますが、必ず色落ちします。
aoでは、染めの仕上げ洗いの後、もう一度水洗いをしていますが、
それでも2〜3回目のお洗濯までは色落ちにご注意ください。
泥染め商品は、単独での洗濯をおすすめします。

・草木染め商品ですので、
漂白剤入りの洗剤はご使用にならないでください。


この色ムラ、色落ちこそ、泥染めならではの
味、風合いになってゆくと思います。

h.a.n.d ao
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